ホルモン療法に対して感受性の低い腋窩リンパ節転移陽性(n+)の乳がん患者さんを対象に、注射の抗がん剤を用いた4種類の術後化学療法による再発予防の比較を行う臨床試験です。この試験では同一投与期間(8サイクル24週間)の術後補助化学療法で2種類のレジメン(アンスラサイクリン/シクロフォスファミド、タキサン系抗癌剤)と1種類のレジメンの比較を行い、さらにタキサン系抗癌剤のなかでもパクリタキセルとドセタキセルの比較を行うのが目的です。
4つのグループは標準療法のドキソルビシン(もしくはエピルビシン)の後にパクリタキセルを組み合わせた治療グループ(ACPグループ)、ドキソルビシン(もしくはエピルビシン)の後にドセタキセルを組み合わせた治療グループ(ACDグループ)、パクリタキセルのみの治療グループ(PTXグループ)、ドセタキセルのみの治療グループ(DTXグループ)です。
2001年の12月に開始したN-SAS BC02試験(研究代表者:渡辺亨:浜松オンコロジーセンター)は、2006年3月で症例登録を終了し、115施設から1060例の登録をいただきました。現在追跡調査中です。02の研究は2008年春に中間解析を実施します。その後独立モニタリング委員会にて公表の可否が検討されます。
