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「腋窩リンパ節転移陽性乳がんを対象とした術後化学療法ランダム化比較試験」
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N-SAS BC02 主な副作用
①AC/EC療法
- 吐き気と嘔吐:8割くらいの人が吐き気を経験されます。実際に吐く人は、2,3人に1人くらいです。
- 脱毛:ほぼ全員、かつらが必要なくらい脱毛します。
- 白血球の減少:ほぼ全員で白血球が減少します。
- 注射部位の静脈炎:5人に1人くらいに出ます。
- 心臓機能の低下:アンスラサイクリン系の薬で起こるものです。薬の総投与
が多くなったときにみられますが、今回の試験で使用する量では、ほとんど問題がないと思われます。
- 膀胱炎:シクロホスファミドは、尿に排泄されるため、膀胱炎になることがありますが、頻度は多くありません。
②パクリタキセル
- 吐き気と嘔吐:2割くらいの人が吐き気を経験されますが、実際に吐く人はまれです。
- 脱毛:ほぼ全員、かつらが必要なくらい脱毛します。
- 白血球の減少:ほぼ全員で白血球が減少します。
- 注射部位の静脈炎:3人に1人くらいに出ます。
- 手足のしびれ:約半数の人にでます。薬の期間が終わっても残る場合もあります。
③ドセタキセル
- 吐き気と嘔吐:2割くらいの人が吐き気を経験されます。実際に吐く人は、まれです。
- 脱毛:ほぼ全員、かつらが必要なくらい脱毛します。
- 白血球の減少:ほぼ全員で白血球が減少します。
- 注射部位の静脈炎:3人に1人くらいに出ます。
- 手足のむくみ:3人に1人くらいで出ます。
④タモキシフェンの副作用(タモキシフェンを使用する方のみ)
- 更年期障害に似た症状:まれに、身体のほてりや不正出血などが起こることがあります。
- 子宮体がん:長期服用により、子宮体がんの頻度が増えるという報告がありますが、数千人に1人と非常にまれですので、タモキシフェンを飲んだ場合の治療上の利益の方が多いと考えられています。タモキシフェンを服用する方は、1、2年に1回くらい子宮体がんの検査を受けることをおすすめします。
⑤その他の副作用
(1)アレルギー症状
タキサン系の薬は、水に溶けにくいため、アルコールを使って注射剤に溶かしています。このため、点滴をはじめたときに、どきどきするとか、熱くなった感じがするなどの症状が出る場合がありますが、ほとんどはすぐにおさまります。
(2)生殖器に対する作用
閉経前の患者さんの場合、抗がん剤やホルモン剤によって一時的に生理が止まったり、不順になったりすることがあります。薬を使用している間は、卵巣などの生殖器や胎児にも影響する可能性があるので、確実な方法で避妊する必要があります。卵巣の機能は、抗がん剤やホルモン剤終了後数ヶ月で元に戻りますが、40代後半の方では、そのまま閉経になることも多いです。
(3)その他の副作用
- 便秘:吐き気止めの薬などの影響も考えられますが、いずれの治療法でも7割くらいの人に出ますが、緩下剤で対処できます。
- 口内炎、下痢、爪や皮膚の異常、肝機能を示す数値の異常など:それほど頻度は多いものではありません。
- ここにあげた以外にも、副作用が出る可能性があります。こちらでも充分注意して治療を行いますが、ご自身でも体調がいつもと違うなと感じたときは、担当医師にお知らせください。
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