乳がんの手術方法は、乳房全体を外科手術によって取り除く「乳房切除術」と、しこりを含めた乳房の一部だけを切除してふくらみを残す「乳房温存術」に大別することができます。それぞれの手術法は、手術のとき切除する範囲などにより、さらにいくつかの種類に分類されています。
腋のリンパ節はこれまでは原則として全て取り除いていました。(腋窩リンパ節郭清)。最近、手術中に一部のリンパ節の検査をまず行い、転移が無かった場合にはそれ以上はリンパ節を取り除かない方法が一部の施設で行われています。
しこりの大きさ、位置、病期などは、ひとりひとりの患者さんで異なります。あなたにとって一番良い方法を選べるよう、、担当医とじっくり相談してください。



乳房切除術
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乳房全体を切除します。胸の筋肉(大胸筋と小胸筋)は、どちらも残す方法(Auchincloss法)と、小胸筋のみを切除する方法(Patey法)があります。大胸筋と小胸筋の両方を切除する方法(Halsted法)は現在ではほとんど行われなくなっています。  
黒丸:腫瘍 
薄い青:切除範囲 
濃い青:皮膚切除範囲 
点線内:リンパ節郭清範囲

乳房温存術
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●乳房扇状部分切除術
腫瘍を含む領域の乳房を、ケーキをカットするように扇状に切除します。乳房の変形を小さくするために、残った乳腺の切り端(断端)は寄せ合って縫い合わせます(縫合)。
 
黒丸:腫瘍 
薄い青:切除範囲 
濃い青:皮膚切除範囲 
点線内:リンパ節郭清範囲

●乳房円状部分切除術
腫瘍の周囲に正常乳腺をつけて円状に切除します。乳腺の欠損した部分は、直接縫合するか、周囲の脂肪組織などを使って充填することもあります。
 

センチネルリンパ節生検
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●センチネルリンパ節生検
腋のリンパ節を初めから全て切除するのではなく、がんが最初に転移すると考えられる一部のリンパ節を先ず検査し、がんの転移が認められなかった場合にはそれ以上のリンパ節を切除しない方法です。
 
点線内:リンパ節郭清範囲
青:見張りリンパ節生検切除範囲

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