乳がん治療の基本は 手術療法です。
手術の方法には何種類かあるので、自分にとって最適な方法を選ぶために
主治医に次のような質問をして確認しておきましょう。
あなた自身が納得して手術を受けることを一番に考えて、手術後のことも含め、
希望や疑問ははっきりと伝えるようにしましょう。

Q. 手術をすれば、がんを完全に取り除くことができるのですか?
A. 手術によってどの程度がんの心配がなくなるか、 再発の可能性を含め、詳しく説明してもらいましょう。

Q. 乳房をできるだけ残すように手術してもらうことはできますか?
A. 乳がん手術には乳房全体を取り除く 乳房切除術と乳房の一部だけを取り除く 乳房温存術があります。又、同時に腋のリンパ節(腋窩リンパ節)を切除する(腋窩リンパ節郭清)のが、今の乳がん手術の標準的な方法です。医師は、乳がんの性質やしこりの位置、転移の進み具合などに応じて手術法を選択しますが、あなた自身の希望も十分考慮されます。自分の気持ちを必ず伝えましょう。医師の説明に納得がいかないときは、 セカンド・オピニオンを求めることをおすすめします。 ただし、乳房温存術を行う場合、温存した乳房での再発の危険性を十分考慮しなければならず、すべての人に適応できるわけではないことを認識しておく必要があります。

Q. 手術によってどのような傷跡や変形が残りますか?
A. 手術の方法、しこりの位置などによって、手術後の傷跡や乳房の変形具合は異なります。

Q. 乳房を切除した場合の傷の補正法、 乳房の再建の可能性や方法は?
A. どうしても乳房を切除しなくてはならない場合でも、術後、乳房の形を整えるための方法がいくつかあります。

Q. 手術による後遺症の心配はありませんか?
A. 乳がんの手術により、腕の内側や腋の知覚低下、肩の運動障害、腕のむくみなどの後遺症が起こる場合があります。予想される後遺症の頻度や程度、予防法 (リハビリテーションなど)と、もしも起きたときの対処の仕方なども聞いておきましょう。

Q.

手術による後遺症を少なくする手術方法はないのですか?

A. 乳がんの手術で起きる後遺症の多くは腋窩リンパ節郭清をすることによって起こります。これに替わる方法として センチネルリンパ節生検法が有望とされていますが、今のところ標準的な方法ではなく、どこの施設でもできるものではありません。もちろん保険承認もおりていません。しかし、もしあなたに希望があれば主治医に相談されるとよいでしょう。

Q. 手術とその後の治療にかかる費用は?
また、入院期間と退院後の通院期間はどれくらいですか?
A. 最初に治療全体にかかる費用と期間について大まかな目安を聞いておきましょう。
日帰り手術を行う場合もあります。

(例)乳がんで10月3日から18日間入院 53歳女性(政管保険家族)、右乳房の部分切除、個室に入院(差額ベッド代一万円/日)
 医療費の計算(2004年4月現在の診療報酬点数による)

初診料 ・・・・・・・ 2,550円
指導管理料 ・・・・・・・ 5万2,750円
投薬料 ・・・・・・・ 1万5,170円
注射料 ・・・・・・・ 7万4,400円
処置料 ・・・・・・・ 1万2,990円
手術・麻酔料 ・・・・・・・ 36万9,890円
検査料 ・・・・・・・ 4万9,680円
画像診断料 ・・・・・・・ 5,180円
入院料 ・・・・・・・ 30万8,120円
その他 ・・・・・・・ 4万4,400円
小計 ・・・・・・・ 93万5,130円
入院時食事代(二日間食事なし) 2,170円×16日=3万4,720円
    合計96万9,850円
※(財)生命保険文化センター「医療保険ガイド」に紹介された事例、各医療費の金額を再設定した上で試算し直したもので、実際にかかる費用とは異なる場合があります。


70歳未満は三割負担です。高額になりますので色々な公的医療保険制度や控除が受けられますのでソーシャルワーカーに相談するという方法があります。

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