乳がん術後の身体の後遺症には、肩や腕の運動障害、感覚の麻痺、腕のむくみなどがあります。
ほとんどの場合、適切なリハビリテーションを根気よく続けることで、元の状態に戻ります。

肩や腕の機能回復のための基本的なリハビリテーション

手術当日
手術当日から手指を動かしたり肘を曲げる運動を始めます。
・じゃんけん ・ボール握り ・手首を回す ・肘の屈伸 など

手術翌日から
歩行や食事ができるようになります。
この時期の運動が、腕のリハビリにとってもっとも大切な第一歩となります。
・腕を45度の角度まで前後左右に上げる ・手を腰にもっていく など

手を腰にもっていく

手術2日目から
体力が回復してくるので、手術した側の運動を少しずつ増やしていきます。
・洗面や歯磨き ・髪をとかす ・寝巻きの着替え など

髪をとかす

手術5〜7日後から
排液ドレーンも外されるこの時期、本格的なリハビリテーションに取り組みます。
・壁のぼり運動(壁に向って立ち、指を壁に伝わせながらゆっくりと腕を上げる)
・ ボールつぶし(ボールを両手で軽く持ち、ボールをつぶすように両側から力を加える)
・ 背中かき運動(両腕を後ろ手に組んで、そのまま上げ下げする)
壁のぼり運動
背中かき運動

*リハビリテーションでの具体的な動作や順序については、手術の方法により若干異なりますので、手術前あるいは後に主治医またはナースの説明を受けるようにしてください。

腕が前方90度以上にあがるようになれば、リハビリテーションの第一段階は成功。
120度以上あがるようになれば、日常的な動作はほとんどこなせるようになります。

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