1. 腋窩リンパ節への転移状況
手術時に取り出したリンパ節を顕微鏡で観察し、腋窩リンパ節にどの程度のがん細胞が転移しているかを調べ、がん細胞の広がり具合を判断する
転移が少なければ少ないほど予後がよい
2. 腫瘍の大きさ
触診や画像、または取り出した腫瘍を観察して判定する
しこりが小さければ小さいほど予後は良好で、再発の可能性は低いと考えられる
3. エストロゲン受容体(ER)の有無
取り除いた乳がんが、ホルモン(エストロゲン)に反応する受容体(エストロゲン受容体;ER)をもつか否かを調べる
ERがある(ER陽性)場合と、ない(ER陰性)場合では、陽性のほうが内分泌療法の効果が期待できる
ER陽性のほうがER陰性より予後がよいことが多い
4. 閉経の状況
一般に、閉経前、特に35歳以下の若年者では予後が少し不良である
閉経前と閉経後では、適応となる化学療法や内分泌療法の種類が異なる
5. 核異型度
手術時に切除したがん細胞を顕微鏡で観察し、がんの悪性度を調べる
グレード1〜3までに分類され、グレードが高いほど再発する可能性が高いと考えられる
6. HER2受容体の発現状況
がん細胞の表面にHER2(ハーツー)受容体が多数存在するか否かを調べる
HER2受容体を多くもつ乳がん細胞は、攻撃的で増殖速度が早く、予後が悪い
現在、HER2受容体をターゲットにした新薬が開発され、HER2受容体をもっている腫瘍では、化学療法と併用することによって治療効果が上がることがわかっている

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