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研究代表者 挨拶

左:木村 健二郎 右:細谷 龍男  近年、高尿酸血症は結晶沈着がない状態においても、腎障害から腎機能低下をもたらし慢性腎臓病(以下、CKD)の発症と進展の危険因子である可能性が示されています。疫学研究では、高尿酸血症がCKDの発症リスクであり、血清尿酸値のレベルと腎機能低下の進行に有意な関連が認められるとする報告が増えてきています。
 一方、高尿酸血症自体がCKDの発症と進展を促進する危険因子なのか、あるいは、CKDが高尿酸血症を悪化させているだけなのか、すなわち高尿酸血症とCKDの因果関係については、これまで長い間議論されてきました。しかし、疫学研究のみではこの議論を決着させることはできません。
 そのような中、2011年5月に「フェブリク®錠(一般名、フェブキソスタット)」が、「痛風、高尿酸血症」の効能・効果で製造販売承認を取得した新しい尿酸降下薬として発売されました。フェブキソスタットは、多排泄経路であるという特性により軽度から中等度の腎機能低下患者に対する有効性と安全性が示されているため、腎機能が低下している患者でも用量調節を要せず確実な有効性を示す尿酸生成阻害薬です。

 この度、医療現場においてフェブキソスタットの使用が可能となったことを受けて、長年の懸案課題であった高尿酸血症とCKD進展との因果関係について明らかにすべく、本剤による介入試験である
『第3期慢性腎臓病を伴う高尿酸血症患者を対象としたフェブキソスタット製剤の腎機能低下抑制効果に関する多施設共同、プラセボ対照、二重盲検、ランダム化並行群間比較試験(FEATHER study)』を実施させていただくこととなりました。本試験は、プラセボを対象とした無作為化二重盲検比較試験として行うことにより、高尿酸血症を治療することによりCKDの進展が抑制されるかどうかを証明しようとするものです。臨床的に価値の高い臨床試験です。

 本試験の実施にて、従来は生活指導が中心とされてきたCKDを伴う高尿酸血症に対する薬物治療の意義を明確にし、今後皆さまが診療方針を決める上でも重要な指針が示されると確信しております。

 この場をお借りして、本試験に参加いただく患者さま、共同研究者の皆さま、本試験の関係者に心より御礼申し上げるとともに、本試験へのご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

FEATHER study 研究代表者
JCHO 東京高輪病院 木村 健二郎
東京慈恵会医科大学 細谷 龍男

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